『立志式』とは,14歳(中学2年生)の生徒を対象に,人生の一つの節目として皆で祝い,今後の健全な成長を願うものです。
一説には,昔の“元服の儀式”からきているとも,論語の“吾十有五にして,學にに志す”からきているとも言われています。
今日は,本校のたった一人の中学2年生 瑛理奈さんのために,保護者はもちろんのこと,来賓・地域の方々が大勢体育館に集まってくださり,一緒に立志式を盛り上げてくださいました。
※ いつも言っていますが,本当に子どもを大事にする温かく素晴らしい地域です。
立志式では,人生の一つの節目として今での自分を振り返り,今からの目標を明確にして強く正しく生きていくこと,そして両親を始め,周りの人々に感謝できることの大切さが話されました。きっとこれを良い機会として,これからも進んでくれることと思います。
立志式が終わると,島唄の演奏会です。これは,立志式のお祝いも兼ねていて,毎年行われているものです。
唄者には,人つながり,唄つながり で来ていただきました。
今年の唄者は,若手の唄者,松元良作(まつもとりょうさく)さんと山元俊治(やまもととしはる)さんです。
阿室校の子どもたちのために,わざわざ名瀬から駆けつけてくださいました。
お二人とも一度島を離れて仕事をしていたのですが,島唄が忘れられず5年ほど前にUターンして帰ってこられたそうです。
そしていろいろな場所で唄いながら,島唄のよさを伝えていきたいと熱く話されていました。
はたして,演奏が始まると,場内の空気が一変しました。
三味線の響きと,透き通る唄声・・・,会場内に奄美の風がさーっと吹き渡ったみたいでした。
島唄は,もともと“女唄”であり,キーが高いので,男性が唄う時には,裏声(ファルセット)を巧に使いますが,それがまた,いいのです。島唄の一つの魅力でしょう。
引き込まれて聞いていると,背中が “ぞくっとするくらい感動した” 管理人でした。
松元さんも山元さんも,島唄を愛する気持ちが溢れていて,それが唄に乗ってひしひしと伝わって来ました。
島唄って,やはりいいですね。素晴らしいですね。
奄美が誇る “島(シマ)の文化” そのものだと感じることでした。
フィナーレは,言わずと知れた 六調・・・お祝いのため,皆で踊ります。賑やかなリズムが奏でられ,おじぃもおばぁも,子どもたちもみなで踊ります。
松元さん,山元さん,そして太鼓を叩いてくださった和田さん,本当にありがとうございました。 感謝 感謝 です。 どうかどうか,ありがっさまりょうた!
どうかまたご縁がありますように。 管理人
最近のコメント