阿室っ子 (宇検村立阿室小中学校)
創立143年の歴史を誇る小・中併設の小さな学校です。 一番多い時は,500人を超える児童がいたそうですが,今は児童生徒合わせても19名です。 小中併設校の長所を生かし,小中合同の行事を中心に,みんな仲良く生活しています。 学校内にある田圃で,地域の方々の御協力の下,稲作体験活動を楽しんでいます。 どうぞ私たちの学校生活の様子を御覧ください。
« 2012年9月 | メイン | 2012年11月 »
先日,教員も勉学の秋として“研究授業”に取り組んでいると紹介しましたが,今日は小5,6年と中学校の英語の参観授業,そして小1,2年の研究授業がありました。
いずれも村教委の吉元先生に御指導を頂きました。
まず,2校時に中学校の英語の授業では,生徒の予習を元に授業がてきぱきと進められ,キング牧師の “ I Have a Dream ” という演説等の概要を読み取っていきました。これは,時代背景と社会背景も含めて理解させる必要があり,今後の展開が楽しみです。
次に,小5,6年生では,それぞれ“平行四辺形の面積の求め方”と“縮尺”について学習が進められました。複式授業ですから,自分たちで学習を進める姿勢・態度が不可欠ですが,ガイドを中心に学習が進められ,さすが高学年という雰囲気でした。
5,6校時は,小1,2年の国語で研究授業を行いました。
説明文指導における効果的な言語活動の在り方をテーマとして授業が組み立てられ,授業後,みんなで手立てについて検討し合いました。
子どもたちはいつになく(いつにも増して?)真剣に学習に取り組み,その成長した姿を見せてくれました。
“ 学び続ける者だけが教えることができる ” ・・・そんな言葉が聞こえてきそうな一日でした。
管理人
村内の中学3年生を対象に,テーブルマナー教室が行われました。
今の世の中,毎日の食事には,ハンバーグ,ステーキ,カツレツなどの洋食メニューが多く並びますが,正式な洋食のテーブルに着く機会は,なかなか無いと言えます。
そこで,宇検村を巣立って行く子どもたちが,そんな場面に遭遇したときでもあわてることが無いようにと,毎年,標記教室が行われているのです。
場所はもちろん,宇検村出身の渡さんが経営されている奄美市内のホテルです。
最初に,テーブルマナーの必要性と,その内容について解説いただき,実際に食事(フルコース)を通して確認していきました。
たくさんのフォークやナイフ,スプーンが並べられ,少し緊張気味でしたが,やはりその味は格別だったみたいです。
感想は,マナー等についてではなく,ただ 『 おいしかった 』 の言葉だけでした。
関係者の皆さん,本当にお世話になりました。
こんな体験をさせていただき,子どもたちは幸せです。
~ どうか どうか ~
管理人
中学校の技術科の校内発表会を行いました。
技術科では,パソコンの操作やソフトの使い方等について学習していますが,今回はそれを使って自分の課題について調べ,発表する活動に取り組みました。
中学校の技術科では,最終的にプレゼンテーションソフトを使って発表資料としてまとめ,発表することを目標としています。
今回は,中学1年生からの参加でしたので,いろいろな段階の発表を見ることができました。
・奄美の森の生きものについて調べたグループ
・ハブの種類や生態について調べたグループ
・お菓子の種類や歴史について調べたグループ
・先生方にアンケートを採り,それをまとめてプレゼンテーションソフトで発表した中3の女生徒
それぞれ,よく調べまとめていたと思います。中でも,中3の生徒は,自分で作ったデータを元にパソコンを一つのツールとしてよくまとめることができていました。
調べるといろいろな情報がインターネット上にはありますが,それをどのように探し,取捨選択していくかという力もまた大事で,育てる必要があると感じました。
大学などでは,卒論をコピー&ペーストで作ることが問題となっている時代です。情報を理解し,それを元に自分の考えをまとめることができるか・・・,本当の力を育てなければと思うことでした。自分で苦しんで生み出さないと,自分の物にはならないのですから・・・。
小中連携の一環として見学した小学5,6年生には,どんな姿に映ったのでしょうか。
管理人
二十四節気の一つで、露が冷気によって霜となって降り始める頃。
この日から立冬までの間に吹く寒い北風を「木枯らし」と呼ぶ。
楓や蔦が紅葉し始める。 ・・・・季節は正直です。
さて,そんな中,学校では学習発表会の準備が進んでいます。小規模校ですから,一人一人の役割分担が多くて子どもたちも大変ですが,その分スポットライトも当たりやすく,張り切って一生懸命取り組んでいます。
今日の5校時,2階のオープンスペースで,『ソーラン節』の振り付けを練習していました。
大型テレビに映像を写し出し,一つ一つ基本の動きを積み上げていました。
当日は,子どもたちの元気な演技が披露できるものと思います。
保護者や地域の皆さん,お楽しみに
管理人
10月も半ばになり,後期の児童生徒会が行われました。
この会の中で後期の会長等が選ばれ,体制が承認されました。
小さな小さな児童生徒会ですが,それだけに常時活動等が多く,大変だと思います。
前期の会長:瑛理菜さん,副会長:佑希乃さん,書記:龍聖君,本当にご苦労様でした。
後期の会長は,佑希乃さん,副会長は太我君,書記は,龍聖君が選ばれました。
前期に負けぬよう,しっかりみんなをまとめて欲しいと思います。
また,4つの活動班【図書,広報,生活,環境】もそれぞれ部長が決まり,活動内容も話し合われました。
これから半年間,自分たちの学校生活を良くするため,みんなでアイディアを出し合って,工夫して活動してほしいと思います。
先生方は,いつでも応援していますよ。
管理人
『 勉学の秋 』 と言いますが,先生方にとっても同じです。
運動会が終わったこの時期,落ち着いて学習活動に取り組むと共に,自分たちの指導力の向上を目指して『研究授業』に取り組んでいます。年間1人1回の研究授業を基本としていますから,互いに多くの勉強の機会があると言えます。
今回は,中学校社会科のS教諭の研究授業でした。
研究の柱は,
① 言語活動の充実を通した学習活動の深化
② ICT機器を活用した授業の充実
中学校の社会科の授業は,身につけさせるべき基礎基本事項がとても多く,それを確実に押さえていくだけでも時間不足を起こしそうです。
それに,言語活動をどのような場面で組み込み,何について深く考えさせるのか,そしてICT機器をどのように効果的に活用するのか・・・。授業充実のため,みんなで考える場としました。
授業終了後は,KJ法を使って全職員で研修を深めました。
結局,言語活動とICTは,それを活用することが目的ではなく,どのような場面で,何を考えさせる(つかませる)ためにそれを用いるのか,そしてそれを強く意識して授業を組み立てることが大事だと考えます。だからこそ,それぞれの “ よさ ” を十分理解することが欠かせません。
子どもたち,先生達もがんばっているよ
先生達に負けるなよ
管理人
先日,10月の親子読書会を皆で楽しみました。
いつものとおり,自由読書のあと,読み聞かせⅠが始まりました。
今日は,4年生の作也君と杏樹さんの番です。
二人とも少々緊張しながらも上手に読んでくれました。
奄美大島に関するちょっとしたクイズのあとは,Ⅱ部の読み聞かせです。
今日の読み手は,芽生さんのお母さんと一規君のお父さんです。
芽生さんのお母さんは,“お父さんはウルトラマン”の大型絵本を読んで楽しませてくれました。
一規君のお父さんは,絵本を大型テレビに映し出し,大型絵本として読み聞かせをしてくれました。子どもたちもそれぞれの格好で楽しんでいました。
秋の夜長,30分でもテレビを消して,素敵な親子の時間を取り戻しませんか。
実はテレビっ子の管理人
台風一過の言葉のとおり,朝から抜けるような青空です。空気も乾き,冷たい風が肌に心地よい日となりました。子どもたちも学習が進むことでしょう。
今回の台風21号は,勢力が今までの台風(910hP前後)と比べ弱い(985hP)ので,何となく大丈夫だ・・・という思い込みもあり,昨日の朝の風の強さに,いささか面食らった感じがしました。
やはり,慣れ(狎れ)は,禁物です。
朝,6時前に外を歩いてみると,強風で体を吹き飛ばされるような恐怖感さえ感じました。実際に,何度か物陰に身を隠し,強風をやり過ごしもしました。
いろいろな情報を集め,結局,児童生徒の登校時の安全を確保するため『連絡があるまで児童生徒は自宅待機』,その後経過を見て『11時半をめどに登校』としました。
もちろん,保護者にお願いして,車で送っていただきました。(小規模校だからできる技です)
学校に入れば,もう安全です。
4校時から普段と変わりない学習活動を行った次第でした。
同じ奄美大島でも,同じ宇検村内でも風の当たり方が全然違ったみたいです。
ここ阿室は,奄美大島の東側を台風が通るときは,やはり要注意です。
結局,強風が収まったのは,夜遅くでした。
それにしても,今年は台風に悩まされます。
早く台風シーズンが去ってくれないかと祈るばかりです。
台風になんか負けないぞ
管理人
英語の学習の一環として,“ 教科書の暗唱 ” と “ 不規則動詞の変化 ” の暗唱に取り組んでいます。
不規則動詞の変化については,学習が進むにつれて階段の壁面のカードが増えていきました。
今日数えてみると,全部で67の単語カードが並んでいました。
これは全て, “ 生徒 ” の手作りです。
学習する度に一つ一つカードに書き,壁面の数が増やしていきました。
階段を昇るときに横目で見ながら,口ずさみながら復習ができる仕掛けです。
ちりも積もれば何とやら・・・,こうした積み上げこそ “ 基礎学力の礎 ” には欠かせません。
英語は特に “ 繰り返し ” が大事です。
これからもしっかり覚えて使おうね。
管理人
今回の台風21号は,勢力もさほど強くなく,安心かな?と思っていました。
しかし,今朝の6時の状態は,雨こそ降っていませんが,ビュービューとうなり声を上げて強風が吹き荒れています。風が強く,真っ直ぐ歩くのに苦労しました。
学校に歩いてくるまでに,何度体ごと後ろに飛ばされそうになったことか・・・。
早速,測候所に連絡したり,インターネットを調べたり,外の様子を確認したり・・・。
結局,子どもの登校時の安全を確保するため,しばらく(連絡するまで)自宅待機としました。
今は,じっと待つしかないようです。
早く,過ぎ去ってくれ
幸いにも,電気は点いています。
後しばらく待っていてね,子どもたち。
管理人
小規模校では,各行事での児童生徒の出番が多いのですが,学習発表会もその例外ではありません。主な内容は,
① 全校劇
② 小学校 合奏
③ 中学校 合奏
④ 英語スピーチ,弁論
⑤ 総合的な学習の時間の発表 です。
これが基本で,この他に展示物とかもあり,街中の子どもたちに比べるとその活躍度は何倍にもなります。
今日は,発表会に向けて,小学部が “ 全体合奏 ” の練習を行っていました。
私は音楽が苦手で・・・なんて言っている場合ではありません。
合同練習は今日で3回目でしょうか。前回に比べて随分音が揃うようになって来ていました。
何せ,小学校1年生からメンバーに入っているので,音が揃うまでに時間がかかります。
学習発表会のステージで,それぞれの子どもが輝くことを楽しみにしています。
※ パーカッション部隊,頑張れ
管理人
秋は,研究公開のシーズンです。
各学校で,2~3年間取り組んできたことを先進事例として公開するのですが,今回与論町立那間小学校の公開に参加する機会を得ました。
奄美大島から与論島へは,船と飛行機が出ているのですが,船は公開の時間に間に合わず前泊が必要となるので,当日,飛行機で向かいました。奄美大島から沖永良部島に飛び,そこからまた与論島に飛びました。改めて鹿児島県の広さを実感する思いでした。
那間小学校の研究は,『ICTを利活用した学習指導法の充実』をテーマに掲げ,学校全体で取り組んでいました。学校全体が一つの方向に動いているのが,児童の姿や教師の姿等からよく分かりました。
中でも,ICTの利活用を推し進めるだけではなく,それを一つのツールと捉え,従来の板書の充実やノート指導にもしっかり取り組んでいる点が素晴らしいと感じました。
那間小は,電子黒板2台,教材提示装置(各教室に設置),タブレット端末(5年生児童全員が個々で活用)等,ICTを進める上で機器等の環境は本校とは大きく違うのですが,本校で活用できることから始めたいと考えることでした。
那間小の皆さん,お世話になりました。 ~ どうか どうか ~
管理人
例年,阿室校の学習発表会は,地域の方々の多くの
参観もあり賑やかです。展示の部では,子どもたちの作品をはじめ,PTAや地域の方からの作品提供もあり,2学期の大きな行事となっています。現在,校内では舞台発表の劇や合唱・合奏等の練習が本格的に始まりました。
舞台発表のメイン演目はもちろん劇です。児童生徒全員で作り上げていくのですが,完成まではしっかりと練習に取り組んでいかなければ成りません。
今年の劇の題名は「ケンムンのチャチャチャ」です。はたしてどんな劇が完成するのか。私自身もとても楽しみです。子どもたちは劇やその練習を通して,互いに助け合い協力することの大切さや集団の一員として自分の役割を自覚しその責任を果たすこ
と,みんなが気持ちを合わせ1つの目標に向かって取り組むことを学んでいくことと思います。そして,一生懸命取り組んだことは見る人に伝わり,子どもたちを見守る多くの温かい声援がさらに子どもたちを大きく成長させてくれる。阿室校はそんな環境の中にある学校ではないかと思います。
学習発表会は11月4日(日)午前9:40~11:40に行われます。今年もたくさんの方に来ていただければ幸いです。(写真は,グループ毎に分かれての劇練習の様子です)
今日のブログは管理人に代わり作成しました。
夏休みを中心に子どもたちが取り組んだ作品の表彰式を行いました。阿室校の子どもたちは少ない人数ながらも、いりいろなコンクールに作品を出品し、たくさんの賞をいただきました。
そのうち、地区審査においての表彰は特選3人、入選1人でした。
また、 村作文コンクールでは、村の特選8人、入選3人。
読書感想文コンクールでは、村の特選5人、入選5人。
理科作品コンクールでは、村の特選4人、入選12人。
本当にたくさんの賞をいただき、子どもたちの表情もうれしそうです。学校では、さっそく展示コーナーを設置し、図画作品を中心にしばらく飾っておくこととしました。
【作品名 川の声】小4
また、11月の学習発表会では作文や理科作品なども展示したいと思います。今回は、地区図画作品で特選を受賞した子どもの作品を紹介します。
【作品名 阿室の海】中1 【作品名 海にうかぶ船】小4
本日のブログは管理者に代わって書いてみました。
台風17号の強風で,校内の多くの樹木の枝が折れたり倒れたりしました。
学校にあるのこぎりでは,対応することが難しく,困っていたところでした。
そこへ昨夕,『樹を小さく切ろうか?』と声を掛けてくださる方がいらっしゃいました。
平田集落の “ 徳 ” さんです。学校の前を通りかかったら,倒れた木が見えたので,声を掛けてくださったそうです。本当にありがたく,早速お願いすることでした。
すると,チェーンソーを巧に使って,見る見る内に持ち運びができる程度まで枝や幹を小さく切ってくださいました。
始末に困っていただけに,本当にありがたがったです。
この場を借りて,心よりお礼を申し上げます。
いつも地域に守られている阿室校です。 ~ どうか どうか ~
管理人
台風17号の暴風雨に曝された土曜日。
校舎内外の片付けと,児童生徒の受け入れ準備に追われた日曜日。
給食食材の保管のための,発電機の設置。
台風で折れた樹木等の片付け。
台風で割れたガラスの片付け。
台風で散々になった資料室の片付け。
台風でガラスが割れ,散々になった体育倉庫の片付け。
台風でサッシが吹き飛び,ガラスが多数割れ,中が散々になった倉庫の片付け。
修学旅行隊の出発(港)と出迎え(湯湾)。
宿泊学習隊の出発(港)と出迎え。
停電下での学習活動の継続。
天井からの漏水への対応。
天井板を剥がす工事。
2階の床下から,水を抜き取る工事。
・・・etc
・・・,この一週間の長かったこと・・・。 長く感じたこと・・・。
でも,子どもたちは元気です。
今日の掃除時間も “ 工事で白く汚れた床 ” を競い合うようにしてぞうきん掛けしていました。おかげで見違えるほどきれいになりました。
そんな中でも,多くの方々の頑張りと御支援で,子どもたちは通常の学校生活を楽しむことができていたと思います。
いろいろな御支援に,心から感謝申し上げます。
やはり,普段の生活が一番です。
来週から気分を新たに,頑張るぞ 子どもたちに負けてはいられませんから。
三連休が待ち遠しかった 管理人
村の英語スピーチコンテストに合わせ,出場者を決めるための校内コンテストを行いました。
出場者は,中学2年生以上の4名です。
ことしは,中学1年生が,英語で会の進行を行いました。
小中連携の一環として5,6年生も参観する中,1年生の英語での紹介を受け,一人ずつ演台に立ちます。5,6年生は,おしゃべりもせず,神妙に聞き入っています。
ものすごく緊張しながらも,一生懸命覚えてきたことを,声で,そして表情で表現していきます。
頭が真っ白になったときは,手元にあるメモを見て思い出し,またスピーチを続けます。
全員のスピーチ内容を前もって読んでいた管理人は,思わず教えたくなりましたが,そこは我慢,我慢・・・。
運動会前の忙しい中でしたが,精一杯の取組を見せてくれた子どもたちに,心から拍手しました。 本当にご苦労様でした。
代表に選出された,瑛理菜さんと太我君には,もっともっとスピーチを磨いて,村のコンクールでも活躍して欲しいものです。
管理人
【八月踊りについて】
南島の正月は,かつて旧暦八月であったと言われる。
この八月正月の中心を奄美では,『三八月(ミハチガツ)』といって,アラセツ,シバサシ,ドンガという祭りが,数日を隔てて行われています。(・・・ここ阿室では,ドンガは,集落全体のものとしては行われていない。)
阿室では,この行事が次のように受け継がれています。
・・・阿室ではと言ったのは,各集落で取り組み方が違うからです。
アラセツ
9月22日(土)の午前5時に,集落のアシャゲ前の広場に集落民が集まり,夜が明けるまで輪になって八月踊りを続ける。
夜が明けたら,トネ屋と神屋と親ノロの3カ所を巡って踊り,それぞれで御神酒と烏賊(のし烏賊の煮物?)をいただいて終わる。
七日七夜
アラセツの晩から,毎晩,集落民が集まって八月踊りをする。(約1時間程度)
シバサシ
9月28日(金)の午前5時に,集落のアシャゲ前の広場に集落民が集まり,夜が明けるまで輪になって八月踊りを続ける。
その後,各家の軒に,“ シバ ” ( 柴 ) を挿して,不浄払いをする。
そうです,“ 阿室 ” は,奄美の伝統が息づき,神々が宿るシマ(集落)なのです。
朝早くから踊って少々眠い 管理人
学校は,台風被害で大変な時ですが・・・,修学旅行と宿泊学習は予定どおり行われました。
まず,修学旅行です。
本校では,村内の他の3校と合同で実施しています。対象は中学2年生。
飛行機で福岡に飛び→長崎→熊本と訪れ,船で奄美大島に帰ってきます。
色々と普段できない見聞を広め,楽しい思い出と共に帰ってきて欲しいと思います。
次は,宿泊学習です。
これもまた,村内の他の3校と合同で実施しています。対象は中学1年生。
奄美自然の家に2泊し,いろいろな体験活動を通して強い心と体を育ててきて欲しいものです。
この船で行くの?・・・,道路が土砂崩れで遮断されていたため,やむなく船で湯湾まで移動することになりました。もちろん,港を出る前に救命胴衣も着用しました。
非常時は,海上交通が命の綱です。
※ なんと “ ウミガメ (体長約60~70cm)” まで,見送りに来てくれました。まるで水族館にいる気分でした。
何となく縁起が良いですね。 きっと楽しく充実した行事になることでしょう。
管理人
? ? ? こんな時にと思われるかも知れませんが・・・。
台風が来る前に記事にしたのですが,停電でアップできなかったものです。
運動会シリーズの最後です。雰囲気が伝われば幸いです。
これは, “ フィナーレ ”
郷土芸能 “ 八月踊り” です。
毎年,各集落の持ち回りで行われ,今年は“平田集落”が担当しました。
持ち回りと言っても,“チヂンと歌”を担当し,踊るのは会場の全員です。
同じ崎原校区ですが, “ 八月踊り ” はその内容が違います。
先ずは “ 踊り方 ” が大きく違います。そして,“ 歌 ” は,歌詞は同じでも,メロディが違うのです。私には,全く別の曲にすら感じられます。それでも他の集落の方は,見よう見まねで踊りの輪に参加するのです。
とても素敵なのは,八月踊りの時は,“ 生歌 ” が披露されることです。
今年は平田の2名のおばぁが素晴らしい喉を披露してくれました。
しばらくすると,会場が一体となり踊りの輪が広がります。
そして,チヂンが打ち鳴らされ,さあ,六調の始まりです。
とても奄美らしい居心地の良い空間・時間でした。
※ これで“運動会シリーズ”は,終わりです。おつきあい,ありがとうございました。
管理人
その2
校舎2階のサッシが風でねじ曲げられてガラスが割れて,資料室の中が散々なことになっていました。
用務員室の横の屋根の下面が風で飛び散っていました。
ゴールポストが2基とも転がっていました。
体育倉庫の入り口のサッシガラスが割れ,破片が中に飛び散っていました。
そして,学校の施設ではありませんが,職員の住宅の屋根が,めりめりっという音と共に吹き飛ばされ,職員は命からがら隣の家に逃げ込み,難を逃れました。
温室と古くなっていた飼育小屋が,倒壊し,吹き飛んでいました。
大きな木がねじれるように折れるなど,被害は他にもたくさんありますが,大体こんな被害でした。
しかし,みんなで協力して片付け,月曜から平常授業にこぎ着けました。
もちろん,給食もあります。電気が来ていなかったので,給食食材用に発電機を回し,冷蔵庫・冷凍庫を動かし続けたのです。
また,南の方で台風の卵が発生しているそうです。
もう本当に御免です。
いろいろな対応で お疲れ気味の管理人
台風17号は,大きな爪痕を残して,ここ阿室を駆け抜けて行きました。
9月29日(土)の夕方から風雨が強くなり始め,午後6時には,停電となりました。
あとは,暴風雨,暴風雨,暴風雨・・・。ひっそりと身を潜め,台風が過ぎ去るのを一心に祈るだけでした。
いろいろな物が飛んできて,雨戸に当たります。
その度毎に身をすくめ,ガラスサッシが無事だったことをしってほっと息をつく・・・。そして,外で家の屋根に張られていたトタンが飛ばされ音を立てています。・・・被害が出ないように・・・祈るばかりでした。
それが夜中の12時頃まで続きました。
初めて,台風が怖いと思いました。
※ 自然の猛威には,人間の力は無力に等しいのです。集落の方々もこんなに強い台風は,何十年ぶりだと言っていました。
先程,やっと停電と土砂崩れによる孤立が3日ぶりに解消したので,とりあえず無事だという報告のアップでした。幸いにも人的被害はありませんでした。
※ 被害の概要については,またアップします。
管理人
最近のコメント