阿室っ子 (宇検村立阿室小中学校)
創立143年の歴史を誇る小・中併設の小さな学校です。 一番多い時は,500人を超える児童がいたそうですが,今は児童生徒合わせても19名です。 小中併設校の長所を生かし,小中合同の行事を中心に,みんな仲良く生活しています。 学校内にある田圃で,地域の方々の御協力の下,稲作体験活動を楽しんでいます。 どうぞ私たちの学校生活の様子を御覧ください。
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学校は,お休みに入っているのですが,校舎の天井の補修工事が入っているのです。
段取り上,どうしても今日までさせて欲しいと言われ,学校に来ている管理人です。
こんな年末まで工事をしていただき,本当にご苦労様です。
・・・と言うわけで,時間があるので,まだ御紹介できていなかった記事をアップすることにしました。
次の記事をお楽しみください。
管理人
今日は,御用納め。
学校も今日で今年の業務を終わります。
今年は,ブログで紹介して来たとおり,阿室校は自然災害に翻弄された年でした。
しかし,そんな中でもいろいろな方々の御協力・御支援をいただき,どうにか予定どおりの学習活動を展開することができました。
子どもたちも頑張り,いろいろな行事を通して一回り成長できたと思います。
1年間の皆様の御支援・御協力に対し,心から感謝していたします。
また,このブログを通して子どもたちを温かく見守っていただいた方々にもお礼を申し上げます。
来年もまた変わらず,よろしくお願いします。
管理人
保護者,地域の方,職員とで,学校の正門に 『 門松 』 を建てました。
まず,材料を山に取りに行きます。
林道をずっと上り,道なき道を進み,藪の中に分け入って材料の〔竹,笹竹,松,ユズリハ〕を揃えました。
次に,材料を切りそろえ,校門にセットしました。
いつの間にか,右側と左側の2班に分かれ,どちらが美しく作るか競争のようになっていました。
結果は,どちらも立派な門松が出来上がり,引き分けとなりました。
校舎の玄関にも,先日作ってもらった大きな “ 注連縄 ” を飾り付け,準備万端
思わず,
『来年も良い年でありますように。』
『子どもたちが,元気に楽しく学校生活が送れますように。』 と,手を合わせることでした。
皆さんの御協力に 心から感謝いたします。
~ どうか どうか ~
管理人
2学期中のブログを眺めていたら,まだ紹介していないものがありました。
大変,遅くなりました。
『音紬(おとつむぎ)』 ・ ・ ・ 良い名前ですね。
本校を訪れたのは,
ピアノ奏者 の松永 愛 さん
そしてフルート奏者の池田梨沙さん のお二人です。
本来は,9月に予定していたのですが,重なる台風の関係で延期していたのです。
場所は,学校の校舎の玄関ホール。
ピアノをセッティングすると,雰囲気ががらりと変わり,奏者のお二人が華やかなドレスで登場すると,そこはもうコンサート会場のようでした。
早速,演奏が始まりました。
等々,アンコールまで合わせて約1時間のコンサートを楽しみました。
こどもたちは,最初こそやや緊張気味でしたが,曲を重ねる内に体を揺らしたり,口ずさんだりと音の響きを楽しんでいました。
やはり,本物の音の響きは素晴らしいです。
子どもたちにも何か一つでも,得意な楽器に親しんで欲しいと思いました。
こんな素晴らしい機会を与えてくださった池田さんと松永さんに,心から感謝したいと思います。
~ どうか どうか ~
追伸:池田さんは,本校の舞子教諭のお友達だそうです。
楽器が弾ける人が羨ましい 管理人
今日で77日の第2学期が終了しました。
終業式では,児童生徒の代表が,それぞれの発達段階に合わせ,2学期の反省と3学期の抱負を話しました。
また,校長先生から次のようなお話がありました。
思えば,暑い暑い夏に始まった2学期,スタートは,運動会の練習からでした。
2学期は,他の学期に比べ,行事が目白押しです。
忙しかったかも知れませんが,この行事1つ1つに,精一杯取り組んだから,“やったー”という喜びと成長があるのです。
また,阿室校にとっては,災害を身近に感じた学期でもありました。
土砂崩れによる道路遮断,長期の停電,校舎の被害の数々・・・。
そんな中,先生の指導の下,子どもたちは,落ち着いて学習活動に取り組むことができました。本当によく頑張りました。
また,地域からも『子どもたちの元気なあいさつが聞こえるようになった。』とお褒めの声が届くようになりました。とても素晴らしいことです。
子どもたちは,この2学期の中で,行事を一つ乗り越える毎に確実に成長してきたと思います。それを教えてくれるものの一つが通知表です。何ができて,何ができていないのか,親子でよく話し合ってください。
2学期の君たちの頑張りに,心から拍手を送ります。
さあ,明日から冬休みです。
楽しく充実した冬休みを,家族で過ごしてください。
そして,また,3学期,元気に登校しましょう。
みなさんのお土産話を楽しみにしています。
管理人
サンタの話題に関連してもう一つ。
2階の中学部の掲示板に,御覧のような可愛い掲示物を見つけました。
とても男性ばかりの中学部の職員が作ったとは思えません。
何だか,温かい雰囲気が醸し出され,思わず “ メリークリスマス ” と言いたくなりました。
ほっこりとした演出に感謝です。
ツリーに下がっているのは,生徒達のイニシャルが入った袋状の長靴です。
何と,フェルトでできており,一つ一つ手作りです。
子どもたちの願いが叶いますように・・・。
因みに願いは,
等々,身近な物から夢のある物まで・・・。
“みんなが,安全に楽しく充実した冬休みが過ごせますように・・・”
これが管理人の願いです。
管理人
遠くから,『ホッホー,ホッホー』 と声が聞こえてきました。
やったー,今年も,阿室校にサンタクロースがやって来たのです。
赤いズボンに赤い服,赤い帽子に白いひげ。お腹の大きな堂々としたサンタの登場です。
『 メリークリスマス 』
子どもたちは,一斉に笑顔になり,サンタクロースの呼びかけにじっと耳を澄ませています。
・・・,そうです。ALTのアニーさんが,英語活動時間に今年もサンタそのもので登場したのです。
子どもたちがいろいろな質問をサンタにぶつけます。もちろん,中学生は『英語』を使って。
・ どこから来ましたか?
・ おひげは,本物ですか?
・ 何に乗って来ましたか?
・ その赤い服は,どこで買いましたか?
その後,サンタさんと英語のビンゴゲーム等を楽しみました。
楽しいサンタクロースとのふれあいに何だか心が和みました。
アニーサンタさん,ありがとう!!
管理人
1年生が国語の学習で『聞いて伝える』学習を行っていました。
『聞いて伝えよう』
学習のめあては,『聞いたことを正しく相手に伝えよう。』
担任から前もって依頼があり,管理人の所に1年生の一規君がやって来ました。
管理人は,担任から渡された文を分かり易くゆっくりと読み上げ,1年生に伝えます。
一規君は,聞き終わるや一目散に教室に帰り,2年生のお友達や担任の先生にそれを伝え,聞いた人は,そのとおりに行動します。
ちょっぴり表現は変わりましたが,大まかには伝えられたと思います。
2年生のお友達,にこにこしながらつきあってくれてありがとうね。
さすがは “ お兄さん" です。
管理人
餅つき大会時に,餅米が蒸し上がるまでの時間を利用して,地域の方々に学校用の大きな注連縄を作っていただきました。
まず,稲作活動で収穫した藁束をしごき,材料を精選していきます。
次に,ある程度の束にし,それを3本重ねて中心部を作ります。
次に,木に端をかけ,片方ずつ縄を編んでいきます。
3人の方が,かけ声を掛け,左に撚りを入れながら,3本の縄を編み込んでいきます。
30分もかからず,長さ3m弱の大きな注連縄が出来上がりました。
全国の学校の数は多いと思いますが,学校田で採れた稻藁を使い,手作りの注連縄を掛けている学校がどれだけあるでしょうか。
本当に,地域に恵まれている阿室校です。
~ どうか どうか ~
管理人
餅が出来上がると,早速,会食です。
今での稲作活動の御協力への感謝を込めて,こどもたちが朝作った “ 豚汁 ” ,
用務員さんが手作りした “ 島豚の豚味噌 ” ,
給食室で準備した“ 赤飯 ”
それに,つきたてのお餅が10個ずつ,
それぞれセットし,会食の開始です。
子どもたちと地域の方々とが会話しながら,会食が進みます。
豚汁の味が良いと褒めていただき,子どもたちもとても満足気でした。
会食の後は,出し物タイム!
こどもたちから,地域の方々へのお礼の意味を込めて,歌のプレゼントをしました。
曲名は “ あわてんぼうのサンタクロース ” です。
次は,地域の方々と子どもたちのレクタイムです。
今日のレクは,歌に合わせて手を互いに動かしていく “ 手遊び歌 ” でした。
そこここにみんなの笑顔と笑い声が溢れ,温かい空間となりました。
子ども代表の言葉にもありましたが,地域の方々に支えられてこの稲作活動は成り立っています。
これからも子どもたちを,そして阿室校をよろしくお願いします。
~ どうかどうか ~
管理人
餅米が蒸し上がると,いよいよ餅つきです。
老人会の方々に加勢をいただきながら,子どもたちが代わるがわる杵を持ち,餅つき体験をしていきます。
少々杵が大きく,子どもたちは大変みたいでしたが,それでも一生懸命餅と闘っていました。
上級生は,回数を重ねると段々上手になり,何回かに1回,“ ピシッ ” という音が聞こえるようになりました。
おじぃも保護者も餅つきを楽しんでいました。
学校の玄関で3セットの杵と臼を使って,どんどん餅がつき上がっていきます。
それでも25kgの餅米を全てつき終わるのに,約1時間半かかりました。
玄関ホールには,餅米の良い香りと笑顔が溢れていました。
・・・その3へ続く
管理人
学校は今,今週14日(金)の餅つき大会に向けて,準備を進めています。
今日は,子どもたちがリヤカーを引いて,大鍋,杵,臼,蒸籠などを学校に運び込みました。
これらはもちろん,毎年,地域の方々からお借りしています。
臼と杵は,それぞれ3セット,蒸籠(せいろ)等は2セット準備しました。
あとは,当日,ガス関係の器具をセットしてもらうだけです。
それと並行して,“ 選米 ” 作業を行っています。
餅つき大会に使用する餅米は,学校田で作ったものです。もちろん,無農薬です。それだけに,虫に食われたものがあるので,白くきれいな餅にするためには,必要な作業なのです。
餅米を黒い紙の上に広げ,竹串等を使って一つ一つ不良米を取り除いていきます。先生方も仕事の合間に頑張っています。
あと少しで,餅つき大会で使う25kgの米が準備できそうです。
みんな頑張れ, 美味しいお餅が待ってるよ
ちょっとしただけで肩こりになった管理人
12月4~10日まで,校内人権週間として設定し,各学級で道徳や学活の授業での取組,朝の会・帰りの会での指導などに取り組んできました。
今朝は,その集大成として,“人権集会 ” を行いました。
その内容は,各学級で取り組んだ “ 人権標語 ” を発表し合い,互いの人権意識を高めることです。
その一部を紹介します。
“ いじめ ” なんて人として最低だもんね。
管理人
標記事業の本年度最後の活動に取り組みました。
3回目の活動の目標は,
いよいよ,講師の方々による『民話の朗読』が始まりました。
初めは,『やっちゃがくぃ(木)と崎原のはじまり』
次は, 『校舎の横のくぼみと枝手久島のはじまり』 です。
4人の講師の方々が,ナレーターやそれぞれの役を演じ分けていきます。
声の表情と迫力,強弱,声色・・・,全てが融合し,素晴らしい臨場を醸し出していきました。
思わず子供たちも先生方もぐいぐいと話に引き込まれていき,朗読が終わった後もしばらくその余韻に浸っていました。
次の活動は,民話の場面を表現する活動です。
それぞれの民話は,1~8の場面で構成されており,それを場面毎の『人間紙芝居』風の表現活動で表していきます。
それぞれのグループに付いている講師が,場面の様子を読み上げます。すると,子供たちがそれぞれのアイディアを出し合い,講師がそれをうまく拾って,うまくつないで,拡げて形にしていきます。講師の方の子供たちへの言葉掛けと称賛の仕方,つなぎ方など,授業や普段の学校生活に活かせるものばかりでした。
昔,管理人がまだ初任者だった頃,先輩の教師に言われていたことを思い出しました。
『教師は,役者であれ!』
意図することを子供たちにどのように気づかせるか・・・,時にはオーバーアクション気味に驚いたり褒めたりするなど演じて,その雰囲気を創っていくことが大事だと再確認した次第でした。
追伸 今回も講師の方々は,“ terrace " の方々で,いつもは,『劇作家さん,声優さん,俳優さん』としてアニメの吹き替えや,映画等に出演されているそうです。
お聞きしたところ,日頃は
長谷さん,まどかさん,なりけんさん,まことさん,たくじさん,本当にお世話になりました。皆さんの御活躍を心からお祈りするとともに,遥かここ崎原の地から祈っています。
どうか どうか
※ 今回創作した二つの民話や活動の様子については,後日学校HPにアップする予定です。
お楽しみに
管理人
明け方,あまりの風の強さにサッシの窓ががたがと音を立て,その音に驚いて目が覚めた管理人です。
前線でも通過したのかと,慌ててテレビをつけて気象情報を確認すると,『宇検村に強風波浪注意報』が発令されていてびっくり。持久走大会が開催できるか心配しながら学校へ・・・。
早速,奄美の測候所,インターネットなどで情報を集め,そして実際に職員に走路を走ってもらって,本日の持久走大会を予定どおりに行うことにしました。
1時間目,2時間目と徐々に風は弱くなってきましたが,まだまだ相変わらず吹いています。
開会式は,校庭で行いました。
校長先生の言葉は,次のように持久走大会の目的を確認するものでした。
本校の持久走大会は,学年別ではなく,距離エントリー制になっています。
自分で走る距離を選び,挑戦するものです。
距離は,
沿道には,保育園生,保護者,地域の方々が大勢応援に駆けつけ,前を子どもが通る度に熱心に声援を送ってくださいました。
そのおかげもあり,今での練習より自己記録を伸ばした子どもが大半で,それ以外の子供たちも自分の精一杯の力を出せたと感じていたようです。
また,今日は,村内の中村建設の皆さんが,お忙しい中ボランティアとして沿道に立ち,子どもたちの誘導と安全確保に協力してくださいました。心からお礼を申し上げます。
冷たい風の中,一人のリタイヤも出すことなく,最後までねばり強く走り抜いた皆さんの姿に感動すら覚えました。
本当にご苦労様でした。
管理人
計画では,①地震が発生し ②地震により火災が発生し ③津波が予想されるので避難するという想定だったのですが,あいにくの少雨・・・。
急遽,「校庭に避難して,津波のビデオを見て講話を聞く」ということに変更しました。
突然,放送が流れました。
「大きな地震が発生しました。担任の先生の指示に従って落ち着いて行動しなさい。」
各担任から,机の下に身をかくすように指示があり,子どもたちは急いで身をかくします。
次に,また,放送が流れました。
「地震は収まりましたが,給食室から火災が発生しました。担任の先生の指示に従って落ち着いて避難しなさい。」
子どもたちが担任の引率で校庭の端に避難します。
全員の避難が終了するまで1分15秒でした。
講話では,
そして,
を守ることが大事だと教わりました。
皆,真剣な態度で取り組めた良い避難訓練となりました。
今日,学習したことを家庭でも話題にして欲しいと思います。
大変良くできました。
管理人
本校では,原則として毎月1回,各担任・担当の授業を1時間通して参観しています。
今日は,小学校低学年の国語の参観を行いました。
1年生は,『おとうとねずみ』
2年生は,『かさこじぞう』 の授業でした。
いずれも,
等を組み込み,担任の穏やかな語り口により,学習の目的を達成していたように思います。
1年生は,“ 1人” なので,友達との話し合いによる言語活動の充実ができないのですが,それを担任が補い,自分の考えの説明を通して考えをより深めていました。
低学年の複式授業は,いかに集中力を持続させるかが永遠(?)の課題ですね。
2学期末に向けてラストスパートで頑張って欲しいものです。
学習時の姿勢にも気をつけてね。
管理人
先日,大島紬教室を行ったことは,紹介したとおりですが,その時預かっていた“蚕”を育てていたのですが,ようやく“繭”を作り始めました。
蚕は,餌の葉が置いてある場所だと,自分の糞などがあるため繭を作らないのだそうです。
そこで,ボール紙で井桁状に組んだ“蚕のアパート”にうつしてやると,早速,待っていたかのように繭を作り始めました。
そっと見ていると,口から細い細い糸を一本ずつ吐き出し,丁寧に付けて行きます。
一度作り始めると一心不乱に作業し,あの白い繭が誕生するわけです。
宇検村は,昔,上等な “ 宇検絹 ” の産地だったそうです。それが安い海外の製品に押され,衰退して行ったのは,既知のことでしょう。
因みに,大島紬の一反の重さは,約450g程度だと聞きました。
まさに “ 天女の羽衣 ” ですね。この伝統文化,大事にしたいものです。
管理人
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