阿室っ子 (宇検村立阿室小中学校)
創立143年の歴史を誇る小・中併設の小さな学校です。 一番多い時は,500人を超える児童がいたそうですが,今は児童生徒合わせても19名です。 小中併設校の長所を生かし,小中合同の行事を中心に,みんな仲良く生活しています。 学校内にある田圃で,地域の方々の御協力の下,稲作体験活動を楽しんでいます。 どうぞ私たちの学校生活の様子を御覧ください。
宇検村では,年に2回,村教育委員会の皆様が学校を訪れます。
その中で,学校教育活動を直接御覧になったり説明を受けたりして,学校の教育活動について把握し,指導をしています。
阿室校では,先日第1回目の訪問がありました。
各学級の授業の様子を見ていただきましたが,小学1年生は妙に張り切っていて,少々テンションが上がり気味・・・。
担任の先生がうまくリードし,普段の授業へと戻っていました。
中学生は,静かな雰囲気の中で,落ち着いて学習に取り組み,さすが中学生という雰囲気を出していました。
授業後,施設参観等もあり,学校施設の改善について安全上の観点からいろいろお願いすることでした。
今回頂いた課題は,今年の教育活動に生かし,子どもたちの充実した学校生活を支えていきたいと思います。
私が嬉しかったことは,子どもたちがしっかりあいさつできていたことです。
管理人
先日,順調に育っていると紹介したばかりですが・・・。
田の様子をよくよく見てみると,こんな物がたくさん付いているではありませんか。
これは,稲の葉を寄せ集めて作った “イネツトムシ(イチモンジセセリ) の家?です。
阿室校の田は, “ 無農薬 ” がモットーですので,一つ一つ手で駆除するしかありません。
今日,南側の田を駆除し終わりました。
ひとつひとつ手ですごいて,潰したのです。
中には,巣を作る前の幼虫も見られました。
虫も美味しい物は,分かるのでしょうね。
米は,その栽培の過程で,八十八の手間がかかると言います。
北側の田は,職員作業で駆除しましょうか。手間をかけるほど,きっと美味しい餅米になることでしょう。
管理人
田検小の児玉栄養教諭をお招きし,中学生に栄養指導をお願いしました。
“ 健康的な生活を送るには,どんなことに気を付けて食べたらよいだろう ” をテーマに,学習を進めました。
中学生の時期は,
の2つから,より多くの栄養を必要とするそうです。
中でも,『タンパク質』と『カルシウム』は,大人より多く摂取しなければならないそうです。
それは,中学生のこの時期は,骨にカルシウムを蓄える時期だからだそうです。
また,この時期の方がカルシウムの蓄積スピードが速く,より効率的に骨にカルシウムを取り込むことができるのだそうです。
骨は,20歳までに形作られ,あとはやせ細るばかりなので,20歳までにより多くのカルシウムを蓄えた方が骨がより丈夫になり,年を重ねたとき,骨折等の可能性が低くなるそうです。
この頃は,好きな物ばかりを食べがちですが,バランスよく栄養素を摂ることの大切さが分かったかな?
管理人
阿室校では,3集落の区長さん方に,“ 学校評議員 ” をお願いしています。
学校評議員さんには,普段から学校の教育活動を見て頂き,御意見や御協力,御支援をいただいているところです。
今日は,まず,村からの学校評議員の委嘱状をお渡しし,今年一年間の活動をお願いしました。
次は,授業参観です。
小学部や中学部,一つ一つの学級に入り,見慣れた子どもたちに声を掛けたり,姿勢が悪いときには,背中をつついたりと,自分の孫のような感じです。
その後,今年の学校の目標や計画等について説明し,いろいろな御意見もいただきました。
阿室校は,地域あっての学校です。地域の見守りの中で子どもたちがすくすくと育っていくのです。
今後もよろしくお願いします。
管理人
1年生が生活科で,『学校探検』にやって来ました。
まず,入り口であいさつをします。
“1年生の??です。学校探検に来ました。入っても良いですか。”
自分達で作った小さな“探検旗”を持ち,3人がやって来ました。
次に,名刺交換です。
一人一人手作りの名刺を渡してくれます。それはそれは個性あふれる名刺でした。
その次は,質問です。
◇ ここは,なにをする部屋ですか。
→ ここは,校長先生がお仕事をするお部屋です。
◇ 校長先生のお仕事は,何ですか。
→ ・・・,
1年生に何と説明したらいいのか,よい言葉が浮かばず,しばし無言。
→ 校長先生のお仕事は,みんなが楽しく安全に勉強できるように見守ることです。だから,いつもみんなの教室にまわってくるでしょう。
◇ 子どもたちは,一生懸命書いていましたが,分かってくれたのか・・・。
きっと担任の先生が後からフォローしてくれることでしょう。
探検隊は,次の部屋に行ったのでした。いくつ新発見ができるかな?
管理人
阿室校には,『親子読書会』があります。
平成7年に発足し,児童生徒数が減少した時もずっと守られ,続けられてきた誇るべき活動です。
今日は,今年の計画が示され,子どもや大人の読み聞かせが行われました。
読み聞かせは,誕生月の人が,読む権利を与えられます。いろいろな声で,いろいろな物語が読まれていきます。
読み聞かせの合間には,簡単なゲームもあります。
今回のゲームの内容は,①ペアになり,相手の背中に動物のカード付る。 ②カードを付けられた人が相手に質問をする。 ③質問された人は,Yes,Noだけを使って答える。 ④質問により,背中のカードの動物を当てる。 というものでした。
大人も子どももみんなでワイワイとし質問し合う姿が,何とも言えず和やかな感じでした。
これからも楽しい一時を過ごしていきたいと思います。
管理人
不審者侵入訓練の後,子どもたちが,登下校時等に不審者に遭遇したと想定した『不審者対応訓練』を行いました。
子どもたちは,“ 不審者 ” だと分かっているから,いつもより少々間を取って歩 いていましたが,それでも不審者役が言葉巧みに近づいていくと,いとも簡単に手を捕まえられていました。
また,捕まえられた子どもたちも,“ 声を出せず ” 手だけ振り払おうとしています。
学校では,こんな時,『 い か の お す し 』を指導しています。
いか:行かない
の :乗らない
お :大声を出す
す :すぐ逃げる
し :知らせる(周囲に,警察に,110番の家に)
◇車のナンバー,色,車種,体格,人相,めがね,髪の毛,服装 等
大声は,いざとなったらなかなか出ないようです。
そんな時有効なのが『防犯ブザー』
ひもを引っ張ったら,大きな音が出ますか?
電池が切れていませんか?
それより,すぐ使えるように身につけさせていますか?
もう一度,各家庭で確認してみてください。
子どもたちをみんなで守りましょう。
管理人
阿室校では,年1回,『不審者侵入対応訓練』を実施しています。
今年も,湯湾駐在所と連携し,本番さながらに『対応訓練』を行いました。
想定は,
今年の犯人役は,動きが早く,職員の制止を振り切って1階へ。
児童は避難していましたが,職員の協力体制に課題が浮かび上がりました。
児童生徒の安全確保が第一で,安全に避難させることが目的ですが,職員が被害を受けても大変です。
課題を元に,今一度体勢を整えたいと思います。
協力して頂いた警察署の方々,特に犯人役の方,本当にありがとうございました。
少々,強く叩き過ぎたかも知れません・・・。
管理人
阿室校は,小中併設校なので,児童会と生徒会が一緒になった “ 児童生徒会 ” として活動しています。
今回の総会は,今まで暫定で活動していた組織を,平成25年度の前期組織として確立し,その活動の充実を図るために行うものです。
まず,会長の佑希乃さんが, “ 学校は,一人一人の力で支えられています。みんなで仕事への自覚をもって取り組みましょう。 ” とあいさつし,総会に入りました。
総会では,図書班,広報班,美化班,保健班それぞれに分かれて話し合い,目標と活動計画を決めました。
小学~2年生も,お手伝いとして,牛乳バックの片付けやね健康観察簿の配布をするなど,責任のある活動をおこなっています。
会長の言うとおり,一人一人が学校の活動を支えているのです。
自覚と責任感を持って,しっかり取り組みましょう。
上級生は,声かけをお願いしますね。
管理人
奄美地域ならではの安全教育,『ハブ対応研修・訓練』を実施しました。
講師は,村役場でいつもハブを扱っていらっしゃる,住民税務課の原田さんと内田さんにお願いしました。
研修の内容は,① ハブの習性を知ること ② ハブに噛まれた時の対処法について学ぶこと の2点です。
講師の方のお話によると,宇検村では昨年1年間に《2300匹》のハブを買い上げたそうです。その中でも,4~6月が最盛期で,年間の約7割がこの時期に捕獲されるそうです。
ハブは,約18℃で活動を始め,24℃位が一番活発となり,30℃を超えると活動が鈍るそうです。
また,直射日光下では,長く生きることはできないそうです。
講師の方のお話を聞いた後,実際にハブを校庭の芝生の上に放し,先生方による捕獲訓練を行いました。曇り空で気温も余り高くなかったためか,ハブはすこぶる元気で,口を大きく開け,今にも飛びかかるような仕草を見せて威嚇してきます。
それにもめげず,先生方は果敢に立ち向かい,捕獲棒を使ってハブを捕まえていました。
その後は,万が一,噛まれた時の対処の仕方を学習しました。
子どもの場合は,『大声で大人に助けを求める』事が大事だと,確認しました。
ハブに噛まれている人は,『ハブ』に慣れている人が多いそうです。
“ ハブは怖いもの ” という事を忘れず, “ ・・・いるかも知れない ” と 思って行動することが大事だと再認識しました。
できれば,会いたくないものです。
管理人
田植えから約3週間が経ち,稲も田にしっかり根を伸ばしつつあります。
こんな時に行うのが “ 根かき ” です。
稲の根の周りの泥をかき混ぜ,発根を促すのです。
もちろん,大きくなり始めた “ 雑草 ” も抜いていきます。
“田んぼの先生”の久信さんに,根かきの意味と仕方を説明していただいた後,横一列に並び一斉に取りかかります。
田の泥は,温かく,気持ちが良かったです。
子どもたちの頑張りで,予定の時間より随分早く作業が終了しました。
子どもたち,お疲れ様でした。これからも稲の生長を見守ってください。
この気持ちの良い田んぼの泥の揺りかごの中で,稲はすくすくと育っているのです。
・・・オタマジャクシも。
管理人
宇検村は,焼内 (やけうち)湾を取り囲むように集落が点在しています。
その焼内湾では,養殖業が盛んで,マグロ・車エビ・真珠などが育てられています。
今回は,そのひとつのマグロの養殖の様子を遠足の一環として見学しました。
見学させていただいたのは,『拓洋』という会社です。
場長が,一つ一つの作業場で,子どもたちに分かり易く説明してくださいました。
子どもたちは,自分の背丈より大きい大きなマクロに驚き,冷凍庫の寒さを実感し,筏の上で泳ぎ回るマグロを観察するなど,とても貴重な体験をすることができました。
【マグロの出荷作業の様子】
【餌が保管されている冷凍庫の体験(-30℃以下)】
【出荷用生け簀の上で】
忙しいお仕事の最中に対応いただいた“拓洋”の皆様に,心から感謝申し上げます。
~ どうか どうか ~
管理人
4月の3連休,5月の4連休と,大型連休が終わろうとしています。
さすがに,子どもたちの姿は見られず,学校の校舎が何となく寂しそうです。
今年の連休は,絶好の天候に恵まれ,乾いた心地よい風が肌に気持ちよい日々が続きました。
シマ(集落)では,いつにも増してゆったりとした時間が流れていました。
子どもたちは,ほぼ島内で過ごしていたようで,昨日は,校区内の海岸に数家族が集い,海辺での遊びに歓声を上げていました。
さて,明日からいよいよ学校です。
気分もリフレッシュしたことでしょうから,また何事にも一生懸命取り組み,自分の目標に向けて努力を積み上げましょうね。
“ 連休の疲れが・・・?” なんて,言っている場合じゃないよ
連休中ゆっくり島内の学校を巡り,改めて島の素晴らしさに気づかされた管理人
サービスショットを少しばかり・・・
【 大和村の風景 】 【瀬戸内町 ホノホシ海岸の風景】
宇検村の “ 滝の園 ” の方々と,トマトの収穫作業を通して交流体験を行いました。
当日は,天候に恵まれ,ハウスの中は暑いくらいでしたが,ハウス内のトマトを収穫したり,収穫したトマトを濡れた布で丁寧に拭く作業をお手伝いしたりしました。
まず,作業の前に小さなグループに分かれ,自己紹介をし合いました。子どもたちも元気な声で自分の名前を伝えていました。
その後は,施設の方と子どもたちがペアを組み,作業に取りかかりました。
中学生は,はさみを持って“収穫”を行いました。
どれを穫っていいか迷っている子どもたちに,施設の方々が丁寧に,“これは収穫できます。”“これはまだダメです。” などと声を掛けてくださいました。
中・高学年の子どもたちは,収穫したトマトを“作業台まで運ぶ”係です。
中学生が一つ一つ丁寧に収穫した品物を,傷を付けないようにきれいに並べ,そっと運びます。
低学年の子どもたちは,作業台に運ばれたトマトを,一つ一つ丁寧に濡れた布で拭き上げ,ピカピカのトマトに仕上げていました。
それぞれの作業の中で,作業手順を教えてもらったり,いろいろな話をしたりして,とても良い交流学習となりました。
最後に,子どもたちからのお礼として,歌『どうかどうか~阿室の空~』,と踊り『ソーラン節』を披露しました。
施設の方々には大変お世話になりましたが,とても喜ばれ,バスに向かう子どもたちに,いつまでも手を振ってくださいました。
ほんわか としていい時間・空間でした。
※ この連休中に,子どもたちが大事に整えたトマトが,奄美大島内の店頭に並ぶと思います。皆さん,きっと美味しいですよ!是非ご賞味ください。
~ どうか どうか ~
管理人
阿室校では,毎年,全学年で “ 体力・運動能力調査 ” を行っています。
自然に囲まれた奄美大島の子どもだから,野山を駆け回って・・・,運動能力はバッチリ?
それが・・・。
本校の子どもたちは,大半が山村留学生です。それも都会からの留学生が多いのです。
また,地元の子どもたちも,ちょっとした移動には,すぐ “ 車 ” を使っているのです。却って都会の子どもたちの方が,駅まで歩いたり走ったり,地下街を歩いたり,階段を昇ったり・・・と,運動する機会は多いかも知れません。
そんな現状を踏まえ,運動の機会を増やすと共に,この調査を実施して客観的なデータを得て,子どもたちの指導に生かしているのです。
1年生は,初めての “ 反復横跳び ”運動 に挑戦しました。
分かっているけれど,足が思うように動かない・・・,中にはそんな子どももいましたが,どうにか調査を行った次第です。
さあ,結果はどうでしょうか。
管理人
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