1月22日(日),鹿児島県が主催する「世界自然遺産登録1周年記念奄美大島シンポジウム」が宇検村総合体育館で開催されました。その中で阿室校のおこなっている「環境教育」の成果を発表する機会をいただき,受験を控えた中学3年生を除いた児童生徒18人でステージに出させていただきました。
発表の内容は,11月の学習発表会で地域のみなさんに披露した「古(いにしえ)の森に」の群読と合唱です。学習発表会から今回の練習再開まで2か月余り経過していたこともあり,忘れていることも多く,再度みんなで練習に取り組みました。最初は自分のセリフが思い出せなくて,ピシッと揃えることができませんでしたが,I先生をはじめとする先生方の熱血指導で,何回か練習するうちに,みんな徐々に思い出し,自信をもって堂々とした発表になっていきました。さすが,阿室っ子!素晴らしい表現力に感心しました。
そして,いよいよ本番当日。リハーサルのために開場の2時間前に集まったにもかかわらず,体育館周辺はすでに多くの方々でいっぱい! 宇検村民全員がいるのではないか・・・というのは大げさですが,そのぐらいたくさんの方が,この日のイベントを楽しみにしていらっしゃいました。リハーサルを前に,先生から大まかなスケジュールと「がんばりましょう」のエールをいただき,いざリハーサルへ。観客席はまだ人のいない状況でしたが,大きな開場,大きなステージでの発表となることに,最初は緊張気味でしたが,リハーサル終盤にはこれまでの練習の中でも一番の出来になっていました。
13:00,シンポジウム第1部のスタートです。大高ダンス部の「ケンムン」をイメージしたダイナミックなダンスパフォーマンス,宝塚歌劇団OGによる歌と踊りの華やかなショーを観て,子供たちと先生方は最終リハーサルのため元出る館へ移動。I先生はパネリストとして「トークセッション」に出るためステージへ。子供たちも先生方もあわただしくなってきました。
15:20,第1部の大トリを飾る阿室校の学習発表となりました。緊張の中,紹介のアナウンスが流れ,いよいよステージに! 奄美の美しい自然と阿室校の環境学習の活動の様子がスクリーンに映し出される前で,一人一人が,元気よく堂々とこれまでで最高の群読と合唱の発表をしました。
最後にみんなで両手を上に大きく広げ,「奄美の宝を,世界の宝へ!」と声高らかに締めくくると,会場からは割れんばかりの拍手が起こりました。塩田県知事も,阿室校の発表に感心され,岩切先生に直接お褒めの言葉もかけてくださったそうです。
終了後,緊張から解き放たれた解放感とやり切った充実感で,子供たちは最高の笑顔になっていました。子供たちも先生方も本当にお疲れ様でした。これを機に,また新たな気持ちで奄美のよさ,阿室のよさに感謝し,環境教育に取り組んでいきましょう。
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