『第65回秋季大運会が始まる前の物語・・・』
前日までの準備を万端にし,当日を迎えました。
昨日までの天気予報によると,『朝6時まで雨が残るが,それ以後は晴れる』はずだったのです。テレビのデータ放送,インターネットの降雨予想,天気図・・・どれを見ても大丈夫のはずでした。
午前5時半に,学校に行くと,午前4時半過ぎに降った強雨により校庭には水がひどくたまっています。
それでも,砂を入れたりして校庭を整備すれば運動会を実施出来ると考え,午前6時に “ 予定どおりの開催 ” を決定したのです。
午前7時半頃,職員の懸命の作業により校庭が整えられ,いつでも運動会が実施出来る状態となりました。
その時です。にわかに空が暗くなり,多量の大粒の雨が降ってきました。どれだけの時間降ったのでしょう。整備した校庭は,また一面池のようになってしまいました。
もうどうしようもなく,職員全員で肩を落としているとき,地域の方が駆けつけてくださいました。『砂がいるんじゃない?運んでこようか?』
それからです。誰かが指揮をしているかのように,地域の方々が整然と作業を始められました。
軽トラックで何台分ものたくさんの砂が運び込まれ,スコップやトンボでならし,あっという間に校庭が整備されていきました。結局,40分くらいできっちり砂を敷き詰めた素晴らしい校庭が出来上がりました。
また,地域のサポートの素晴らしさを見せつけられた思いでした。
1時間遅れで始まった運動会でしたが,いつものとおり地域の方々の温もりに満ちた素晴らしい運動会となりました。
この場をお借りして,心からお礼を申し上げます。
この阿室校区に住む子どもたちは幸せです。
どうか どうか ありがっさまりょうた
※ 運動会の様子については,次号で概要をお伝えします。また,近々,学校HPに記事をアップする予定です。
どうぞ,お楽しみに
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