『不審者が侵入しました!・・・訓練です。』
突然,校舎1階の奥の出入り口からジャージ姿の不審者が校内に入って来ました。
『この前,中学生に文句を言われた。頭にきたから文句を言いに来た。子どもに会わせろ!』
と,対応した職員に大声で叫びます。
訓練と分かっていても緊張が走り,その迫真の演技に,その場が緊迫した雰囲気に包まれます。
対応した職員の声を聞き,職員が集まって対応する間に,子どもたちを安全な場所に逃がします。
男が暴れ始めました。職員が周りを取り囲み,協力して対応します。
職員が持っていた刺股を取られ,振り回される場面もありました。まさに迫真の演技です。
たじたじになりながらも数人がかりでようやく押さえ込み,ほっと一息です。
次は,声かけ事案への対応について学びます。
子どもたちが下校中に声を掛けられ,手を握られた,手を引っ張られたという想定です。
不審者との間合いを取りながら対応することは,分かっているはずですが,不審者役の話に乗せられて,間合いが段々狭まっていきます。
突然,手をつかまれると,子どもたちは,驚いて声も出せません。
いざというときの“大声”の出し方についても今後練習する必要があるようです。
地域に学校の危険を知らせる方法など,いろいろな検討課題が明確になった有意義な訓練でした。
御協力くださった,瀬戸内警察署宇検駐在所のお二人に心よりお礼を申し上げます。
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