『ハブ対応訓練を行いました。』
皆さん御存知のとおり,ここ宇検村には“ハブ”がいます。
ハブは,奄美の森の守り神とも言われていますが,とても怖い存在です。
今日は,村役場からハブ担当の方とハブ2匹に来ていただき,その習性と対応法についてお話をお聞きしました。
まず,ハブの習性では,
① ハブは,“夜行性”であること
② “熱を発するもの”に対して,攻撃を仕掛けること
③ 三角形になった頭の後ろが “急所” であること 等を学びました。
その後,校庭に出て,実際にハブを芝生の上に放し,行動を観察しました。
意外に早いスピードで音もなく進むハブの迫力のあること・・・,子どもたちは,思わず後ずさりをしていました。でも,その気持ちは十分に理解できます。
鎌首をもたげて攻撃姿勢に入ったハブは,迫力満点でした。
講師がハブを押さえ,“ハブをさわりたい人?”と聞くと,子どもたちが何人か手を挙げました。
触って “冷たい” “ざらざらしている” “表側と裏側の感触が違う” 等の感想を発していました。これも生きる力を育む元となるでしょう。
また,先生方にも見学に来ていた保護者の中にも怖い物見たさからか,触る方が多数いらっしゃいました。
次は,お待ちかねの“ハブ捕獲訓練”です。
学校にいつ出没するかもしれないハブです。もし,ハブが出たときのために,毎年教職員によるハブの捕獲訓練を行っています。その対象は,“新しく転入した職員・・・”
今年は,坂元先生がその大役を務めました。
まず, ①後ろに回り込み,②首(蛇に首があったっけ?)の後ろをハブ取り棒で捕まえ,③ハブ箱に入れて,④蓋をして終わりです。
大きなハブでしたが,難なく取り押さえ,ハブ箱に入れ込みました。立派なものでした。
その後,もし万が一にも噛まれた時の対応法として,吸引器による毒の吸い出し訓練を行いました。
これで,もし噛まれた時はどうすればいいかよく分かりましたね。
でも,やっぱり一番は,周りの大人に大声ですぐ知らせることです。
今日学習したことを元に,みんなで気をつけましょう。
お忙しい中,講師として来ていただいた,宇検村役場の元山さん,村教育委員会の小松さん,本当にありがとうございました。
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