阿室っ子 (宇検村立阿室小中学校)
創立143年の歴史を誇る小・中併設の小さな学校です。 一番多い時は,500人を超える児童がいたそうですが,今は児童生徒合わせても19名です。 小中併設校の長所を生かし,小中合同の行事を中心に,みんな仲良く生活しています。 学校内にある田圃で,地域の方々の御協力の下,稲作体験活動を楽しんでいます。 どうぞ私たちの学校生活の様子を御覧ください。
昨日行われた“第33回やけうちどんと祭り”の船こぎ競争で,我が崎原チーム(平田・阿室・屋鈍)が優勝しました。これは,地域の方々の御指導の下,練習をしたことが大きな力となったと感じています。
力を合わせ精一杯櫂をこぐ子どもたちの様子に,一位でゴールした途端,老若男女を問わず応援団はすごい歓喜の嵐でした。
私の隣にいらっしゃったある区長さんは,“嬉しくて涙が出る”と目頭を押さえていらっしゃいました。
子どもたちの頑張りをこんなに支え,共に喜んでくれる素晴らしい崎原地域・・・,子どもたちは本当に幸せです。心から感謝しています。
ここから先は,どんと祭りのサービスショットです。・・・と言っても,阿室校区関係中心ですが。
保育園が,パレードに華を添えました。 婦人会も負けてはいません。
大人のチームも子どもたちに負けじと船こぎを頑張りました。
夜は,お楽しみの抽選会(私は,残念なら当たりませんでしたが,昼間子どもたちの頑張りに涙していた区長さんは,見事“自転車”を引き当てました。)
夜のとばりが降りた頃,お待ちかねの“花火大会”
打ち上げ場所が近いので,すぐそばで花火を堪能できます。
夜空で明るく輝く光と音と空気の振動と・・・三位一体の花火は,見事でした。
管理人
今日もが朝からが照りつけ,気温もぐんぐん上昇中
台風の影響か,湿気も多く感じます。
そんな中,今日も学校にたくさんの子どもたちがやってきて,夏休みの課題の仕上げに取り組んでいます。
図書室での会話を聞いていると,「作文終わった?」「工作は?」「絵は?」などと情報交換が始まりました。そして,いそいそと課題に取り組む姿が見られ,何ともほほえましい限りです。ふと,「毎日計画的にやっておけば・・・」と,夏休み毎に反省していた自分を思い出しました。
ラジオ体操にも毎日子どもが参加しています。
子どもたち,暑いけど頑張ろうね。
管理人
第1回目の出校日に刈り取って掛け干ししていた稲を,脱穀する日がやってきました。
当日は,屋鈍老人会の方々の御協力の下,順調に作業が進みました。
まず,足踏み式脱穀機で籾を落としていきます。
最初は,足で踏んで回すタイミングが難しく,なかなかうまくできませんでしたが,手とり足とり丁寧に声かけをしていただいたおかげて,調子よく脱穀できるようになりました。
次は,脱穀したものからごみや稻わらのくずを取り除く作業です。
ここで唐箕の登場です。あまり強く風を送ると,ごみばかりか良い米粒まで飛んでいってしまいます。教えていただいたとおり様子を見ながら取っ手を持って回します。それでも残ったゴミ等は,手で取り除きます。
屋鈍老人会の皆さん,ありがとうございました。
おかげさまで,大事なお米が,たくさん獲れました。
餅つき大会が楽しみです。
管理
宇検村では,各集落毎に“豊年祭”が開かれます。本校校区の屋鈍・平田・阿室集落においても,それぞれの伝統に基づいて,粛々とそして賑やかに豊年祭が執り行われました。
8月13日(土)に屋鈍集落,14日に平田集落,21日に阿室集落の豊年祭が行われました。細かい流れは,集落によって違うのですが,大まかな流れは,次のとおりです。
◎ 土俵の様子・・・土俵は,神聖な場所として安全を祈願した塩で清められます。
【振り出し】:まわしを締めた力士たちが,『ヨイヤ,ヨイヤ,ワイドワイド』のかけ声と共に1歩ずつ土俵の周りを,列をなして1~3周練り歩きます。
次に,塩払い(土俵開き)をしたあと,『力飯(ちからめし)』の入場です。
力飯は,女性がお盆に盛った“にぎりめし”を片手に,独特のリズムで打たれるチヂンの音に合わせて踊りながら列を作って入場します。
次は,土俵入りです。生まれて初めて豊年祭を迎える赤ちゃんの土俵入りです。紅白のねじりはちまきをして,立派な化粧まわしを身につけた赤ちゃんが,大人に抱きかかえられて,土俵入りを行い,土俵に足をつけて,健康と健やかな成長を皆で祈ります。
まさに“子は宝”です。
次は,いよいよ,子どもたちによる“相撲”です。日頃仲の良い友達同士であっても,このときばかりは真剣に力勝負です。押し出されたり,投げられたり,一緒に倒れ込んだりと,熱戦が続きます。本校の子どもたちは,転入生が多く,中には初めてまわしを着けた子どもも多くいました。それでも恐れることなくいっょうけんめい相撲を取り,豊年祭を盛り上げてくれました。
子どもの対戦が終わると,大人の取り組みが始まります。団体戦,個人戦とも迫力ある対戦が続き,場内はますます盛り上がっていきます。
大人の決勝戦前に,“イッソウ”が始まりました。女性が列を作り,チヂンのリズムに乗せて歌い,土俵の周りを踊ります。その中で決勝戦が行われるのです。
決勝戦が終わると,総踊りです。男女関係なくチヂンのリズムと歌に合わせて土俵の周りを踊り,皆で豊年祭を祝います。
小さな阿室校区の隣り合った3つの集落ですが,“豊年祭”は,それぞれの伝統があり,伝統に基づいて行われいました。奄美の集落のことを“シマ”と表現しますが,まさに“シマ”の文化のすばらしさと奥深さを垣間見た気がしました。
管理人
大型で強い台風9号が,ようやく奄美近海から遠ざかりました。沖縄を中心に3日間にわたって大きな影響を及ぼし,船・飛行機など離島の交通機関を翻弄しました。こんな時“離島”であることを実感しますが,人びとは,それも島の暮らしの一部として受け入れ,直接的な影響が少なかったからか,何事も無かったかのように時間が流れていました。
さて,台風9号がようやく去り,ふと気がつけば“立秋”
二十四節気の一つで、初めて秋の気配が現われて来る頃。この日から暦の上では秋になる。しかし実際には「残暑」が厳しく、一年で最も暑い時期である。この日から暑中見舞いではなく「残暑見舞い」を出す。
“秋”と言われても,全然実感がありませんが,季節が確実に巡っているのだけは確かなようです。 残暑お見舞い申し上げます!
学校に目を移すと,図書室に子どもたちが勉強に来ています。
夏休みの課題に取り組む子ども,読書に勤しむ子ども,それぞれの時間を過ごしています。2階では,中学生3年生が受験勉強に励んでいます。
みんな,頑張れ。 学校は,いつでも子どもたちの応援団です。
学校では,この時を利用し,図書の受入作業を行っています。約500冊の本の処理です。
日頃はなかなか時間が取れず,夏休みに入ってから毎日のようにみんなで開架準備を行っています。子どもたちが読むのを楽しみにしている本ですから,今度の出校日には間に合わせる予定です。
子どもたち,待っててね。たくさんの本を読んで(出会って)ね。
昨日は,長い夏休みの一区切り(約12日間),第1回目の出校日でした。
久しぶりに学校で見る子どもたちは(いつも学校やラジオ体操で見ているのですが・・・),いい色に焼け,何だか一回り大きくなった気がしました。
全校朝会では,次のことを確認しました。
① 規則正しい生活を送る。
・ラジオ体操,学習,手伝い,昼寝,早寝
② 安全な生活を心がける。
・危険なことはしない。
・子どもだけで海に行かない。
③ 計画的に夏休みの学習に取り組む。
・学校の図書館を利用する。
・作文や図画作品,理科作品に取り組む。
次の出校日まで,元気に楽しく過ごして欲しいものです。
さて,全校朝会の後は,学校田の稲刈りです。
当初の計画では,終業式前に行う予定でしたが,自然には逆らえず,稲の生育に合わせ,8月1日に行うことになったのです。
久信さんと平田老人会の方々の御指導と御協力のもと,児童・保護者が稲刈りに挑戦しました。
最初は,鎌の扱いに慣れず,こわごわと鎌を使っていた子どもたちでしたが,時間が経ち慣れるにつれリズムよくザクッ,ザクッと刈っていました。感心なことに,手を切る子どもは一人もいませんでした。
助っ人が多かったせいか,約2aの田の稲を刈り取るのに30分程度しかかかりませんでした。
しかし,刈った稲を束にする作業は,さすがに子どもには難しく,おじいさん・おばあさん方,地域・保護者の方々の出番となりました。
慣れた手つきでてきぱきと作業を進めるお年寄りの方々を頼もしく感じたのは,決してわたしだけでは無いはずです。
刈った稲は,稲わらで束にし,自然乾燥させるために体育館へ運びました。
体育館の2階の手すりにずらっと並べられた稲は,昨年よりずっと多く,今年は“豊作”でした。このまましばらく乾燥させ,次の出校日(8月19日)に“脱穀”を行う予定です。
次のお手伝いは,“阿室老人会”の方々です。よろしくお願いします。
作業を終えて,みんなで記念撮影 “はい,チーズ” みんなよく頑張りました
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