阿室っ子 (宇検村立阿室小中学校)
創立143年の歴史を誇る小・中併設の小さな学校です。 一番多い時は,500人を超える児童がいたそうですが,今は児童生徒合わせても19名です。 小中併設校の長所を生かし,小中合同の行事を中心に,みんな仲良く生活しています。 学校内にある田圃で,地域の方々の御協力の下,稲作体験活動を楽しんでいます。 どうぞ私たちの学校生活の様子を御覧ください。
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今年のここ宇検村の気候は,ぐずついた天気が多く,『いったい,いつ太陽を見たかな?』と思ってしまうくらいです。
実際に,土日にかけては,雨や曇りば かり・・・。
そんな気候であっても,自然は確実にその季節を移り変わらせていくのです。不思議なものですね。
学校の校庭に植えてある桜が咲き,満開を迎えようとしています。
でも,ここ奄美大島で桜といえば“ヒカンザクラ” ・・・“ソメイヨシノ”とは違い,濃いピンクの花を誇らしく咲かせています。( 遠くから見たときには,“ウメ” か “モモ”だと思っしまった管理人です。)
桜も寒風の中,頑張って咲いています。
子どもたちよ,寒さに負けずじっと可憐な花を咲かせる日を見据えて頑張ろう!
管理人
本校は,自校方式の給食であり,毎日2人の給食員がその業務に当たっています。
いつも地産地消の食材を使った,熱々の給食を食べることができる子どもたちは,幸せです。
そこで,日頃の感謝の気持ちを形に表して伝えようということになり,児童生徒会・給食担当が中心となって,給食調理員さん方に贈る『感謝状』を作成し,感謝の言葉を添えて本日手渡しました。
感謝状は,新聞紙を見開きで拡げた位の大きさがあり,そこに子どもたち一人一人からのメッセージ(感謝のことば)が,一つ一つ貼り付けてありました。
今日は,代表で1名の方に手渡しましたが,大きな感謝状にびっくりされると共に,とても喜んでくださいました。
給食調理員さんから,『一生懸命,心を込めて作っていますので,残さず食べてくださいね。』 のことばがあり,一も二もなく元気よく返事をした子どもたちでした。
美味しい給食をいっぱい食べて,身も心も大きくなろうね
管理人
今日は,午後からピタッと風が止み,太陽が久しぶりに顔を出したので,延期になっていたきょらタイムを実施しました。
今日の内容は,植栽活動です。
小学1~4年生は,学校の周囲の生け垣(ツツジ)の草取り
小学5~6年は,学級農園の手入れと収穫(大根,チンゲンサイ,ブロッコリー)
中学生は,花壇へのキンギョソウの植え込み
等,学年に応じて役割分担をして取り組みました。
まぶしい太陽の下,活動していた子どもたちは,すぐに暑い暑いと汗をかき,服を脱いでいきます。
良い天気の下,土にさわる活動は,本当に気持ちがいいものです。
収穫された野菜は,子どもたちに持ち帰らせました。
お代は要りませんので,どうぞ召し上がれ!
管理人
今週は,『鹿児島をまるごと味わう学校給食週間』です!
これは,鹿児島県内全ての市町村・学校で取り組まれていて,地産地消・地元の農水産物を使って郷土色豊かな給食を味わわせ,学校給食や郷土に対する興味・関心を高めることを目的としています。
係の先生から,給食のお話があり,子どもたちに人気のあるメニューの発表もありました。
第3位は, チキンライス
第2位は, カレー類
(ポークカレー,ドライカレーなど)
そして,
第1位は, 言わずと知れた・・・
鶏飯(けいはん) : 奄美の郷土料理
でした!
ちなみに,今週の献立は,
月曜日 さつますもじ,しぶりと鶏肉のすまし汁,カボチャの大学
火曜日 豚スペアリブ(あばら肉)のそぼろ煮,あおさの佃煮,ポンカン
水曜日 ぶりメンチカツ,かき玉汁,パパイヤのきんぴら
木曜日 ふるいため,鶏団子スープ,スィートポテト
金曜日 白菜とさつま芋のクリーム煮,鶏肉のハーブ焼き,くろしおふりかけ
鹿児島は,食材の宝庫。どれをとっても,郷土の香りがしてきます。
本校の給食は,2人の調理員さん方によって調理され,村内でも美味しいと評判です。
金曜日には,お世話になっている調理員さん方に, “感謝状” を贈る計画もあるようです。
いろいろな方にお世話になっている給食です。感謝して残さず食べましょう。
※ さつますもじとは,“さつま版庶民のちらし寿司” とでもいいましょうか。これに対して,みんなが知っている “酒寿司” という豪華なちらし寿司もあります。
※ ふるいためとは,葉ニンニクのいためものです。豚肉と一緒にいためることが多いです。
管理人
12月に入った頃から,学校のすぐ近くにある “なかの橋” の掛け替えが始まりました。
前の橋は,たしか昭和47年完成でしたから,約40年間人や車の往来を支えると共に,阿室の人々の生活を見つめてきたわけです。
今は,すっかりその形が無くなり,新しい橋の土台作りの工事に入っています。
クレーン車や大型のユンボ,コンクリートミキサー車,大型ダンプなどが,学校の横でうなりを上げています。(こんな時にスケッチ大会があれば・・・と,つい思ってしまいます。)
また,折しも学校の裏側では, “阿室集落の共同墓地づくり” が進んでいて,こちらからもまたいろいろな音が聞こえてきます。
まさに騒音のサンドイッチ状態です。
しかし,阿室校の子どもたちは,こんなことには負けないはずです。
少々騒々しいかもしれませんが,ちゃんと授業に集中しようね!
・・・・・もしかしたら教室の方がもっと賑やかだったりして・・・。
※ ちなみに,新しい橋は,3月末に完成する予定です。
管理人
本校は,指導力の向上を目指し,年間を通して全員教員による研究授業を行っています。また,その他の研究授業を含め,本年度10回目(12本),そして本年度最後の研究授業が行われました。
5,6年の算数の授業がその舞台でした。
5年:「立体」(1/8) 角柱と円柱
6年:「資料の調べ方」(2/7) 平均
子どもたちは,いつもより少し緊張気味でしたが,よく課題を捉えて自力解決に取り組んでいました。
授業では,「解決の見通し」の持たせ方が,その後の授業の充実の鍵となりますが,複式の授業では,直接指導の時間が限られているため,いっそうそのことが重要になってきます。
授業後の授業研究でもその点について熱心に議論され,確認されました。
“学び続ける教師のみ教える資格を持つ”の言葉を胸に,子どもたちの“分かった!”という笑顔を見ることができるよう絶えず研修に励んでいく教師集団でありたいものです。
管理人
今日は,田検小の学校栄養士の児玉先生が指導に来てくださいました。
指導の内容は,“学校給食ができるまで”を写真を元に解説してもらうことで,給食調理員さん方衛生や作業の手順を理解させ,衛生的で美味しい給食を感謝して食べることにつなげることです。
例えば,
① 手洗いをするのはもちろん,爪まで爪ブラシでしっかり洗うこと,洗った後はハンカチやタ オルを使わずにペーパーで拭くこと,そしてアルコールで消毒していること
② 野菜は3回洗うこと(場所がきまっているそうです。)そして,その時は,専用のエプロンをつかっていること
③ 温度管理については,同じものであっても3カ所で測ること
④ 調理中は,洗い物をせず,調理が終わってからまとめて洗うこと 等を,
例を挙げながら分かり易く説明して頂き,安全や衛生に本当に気をつけておられることがよく分かりました。
給食室の方々の努力があって,私たちは安心して美味しい給食が食べられます。本当に感謝感謝です。
ちなみに今日の給食のメニューは,
・チキンライス ・かき玉汁 ・ベビーチーズ ・ブロッコリーのサラダ ・牛乳 でした。
小学生 644Kcal 中学生 771Kcal でした。
ごちそうさまでした。今日も美味しかったです。
給食のおかげか,最近少々体重が増加気味の管理人
子どもたちが校庭を駆け回り,短い時間にうっすら汗をかいています。
日差しが差し込む室内の寒暖計にふと目をやると,何と“25℃”を少し上回っています。子どもたちが汗をかくはずです。少々寒がりな管理人も,部屋の窓を全開にして上着を脱ぎ,ベストを脱いで,ワイシャツ1枚で仕事をすることでした。
いくら南国奄美とは言え,1月のはじめですよね・・・。寒暖の差が大きく,体調を崩しがちです。みんな気をつけようね。
さて,昨日紹介した“基礎基本定着度調査”の2日目。
子どもたちは,今日も真剣な表情で取り組んでいます。小学生は算数と社会,中学生はそれに英語までがんばりました。
試験が終わってほっとしているかもしれませんが,これからが大事なのです。
自分は,どの問題ができていなかったかしっかり調べ,できるようになるまで復習したり,先生方に聞いたりして,その問題を自分のものにしましょう。
先ずは,先生方の解説をよく聞いてください。
学校の入り口に“阿室小中学校”の看板があるのですが,長年風雨にさらされ痛んでいたのですが,教育委員会に新しい看板を設置していただきました。
とても大きくて見やすく,これでもう迷うことはないでしょう。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。
みなさん,この看板を目印にして阿室校においでください。
管理人
今日は,朝からいい天気! 室内まで太陽の光が明るく差し込みます。
気温もぐんぐん上がり,重ね着していた服を1枚,また1枚と脱いでいきます。
奄美地方は,今年は日照時間が短く,太陽を見るのも本当に久しぶりです。
天気がいいと気分もウキウキです。
そんな中,“基礎基本定着度調査”が行われました。
基礎基本定着度調査・・・この名前を聞いたことがありますか。
これは,平成15年度から全県的に実施されている調査で,各教科の定着度を客観的な問題で経年的にはかり,その結果を分析し,指導に役立てたり,結果や今後の取組について保護者に説明したりする目的で行われるものです。
対象は,小学5年生と中学1,2年生です。
今日は,その第1日目で,国語と理科が行われました。
子どもたちは,いつものペースで,淡々と問題を解いていました。
早く終わった子どもには,『見直しを何回でもしなさい。』と声かけをするのですが,一応終わった安心感からか,集中力が途切れがちです。
大人だったら1点でも・・・と考えるのですが,子どもたちはそんな欲がないようです。これが入試なら1点にこだわらざるを得ないのですが・・・。
でも,しっかり取り組んでね。あと1日あるんだよ!
管理人
元宇検村教育長 岩元岩壽 先生を講師に迎え,校内書き初め大会を行いました。
昨年は,図書室で行ったのですが,今年は児童生徒数が大幅に増えたため,玄関の広場(オープンスペース)に大きなブルーシートを2枚拡げ,その上で書くことにしました。
まず講師の紹介あと,講師の岩元先生から作品づくりの注意がありました。
① 『見習い・手習い』という言葉があります。よく手本を見て書きましょう。
② 筆の持ち方は・・・。
③ 紙の折り方は・・・。
小学1年生から中学3年生までいますから,先生も大変です。子どもたちは,2時間の間,一生懸命それぞれのペースで,作品づくりに取り組んでいました。
実は,子どもたちには岩元先生から,一人一人に名前入りのお手本が届いているのです。 本当にありがたいことです。それを知ってか知らずか,子どもたちは,いつものとおりのびのびと取り組んでいます。
中には,のびのびし過ぎて,手を墨で真っ黒にしている子どももいました。
最後に,皆で自分の作品の紹介をし合って,校内書き初め大会は終わったのでした。
とても頑張った子どもたちでした。
岩元先生,本当にありがとうございました。
管理人
少々冷たい風の中ですが,子どもたちは校庭に出て,元気に体を動かします。
冬の運動の定番,“縄跳び”に挑戦です。
低学年ですから,まだまだ “一回旋二跳躍” ですが,それでも一生懸命チャレンジしています。この挑戦する気持ちが大事なのです。
挑戦していくうちに,きっと3回が10回に,10回が100回にと跳べる回数が増えていくのです。子どもたちよ,どんどん挑戦しようね!
そして『 “??” 回跳べたよ!』という報告を待っています。・・・賞状を準備しようかな。
校長室で仕事をしていると,低学年の子どもたちが走って来ました。普段は,「走ったらダメだよ」と注意するのですが,今日は子どもたちの様子が何か違いました。
『校長先生,ハムスターが死んでしまいました。』
一人の子どもが両手で包み込むように大事そうに持っています。どうやら生活科で飼っていたハムスターが死んだみたいです。
『そう,死んじゃったんだね。どうすればいいかな?』
『うり坊の時みたいに,お墓を作ってあげたいです。』
『先生に,相談してごらん。』
果たして,しばらくしてお墓作りが始まりました。
石を丸く円を描くように並べ,その中央に遺骸を埋めて,皆で手を合わせました。
これも,勉強です。 自他の命を大事にする人に育ってね。
管理人
今朝,学校HPをチェックしてみたら・・・・,思いがけずカウンターが “10005” となっていました。
嬉しい反面,10000となった所を見たかったという思いがするのは,管理人だけでしょうか。
でも,何だか節目として感じられ,すっきりした気分を味わいました。
確か10月中旬に“9000を超えました!”という書き込みをしていますから,約2ヶ月半で延べ1000人の方々に閲覧していただいたことになります。本当にありがたいことです。これからも学校の子どもたちの様子をどんどん紹介していきたいと思います。どうぞお楽しみください。
さて,学校では冷たい風が吹く中,子どもたちが学級園 (農園?) の手入れ・収穫をしていました。
イノシシにも負けず,生き残った強くたくましい(もしくは幸運な)野菜たちです。
子どもたちがそれぞれお土産に持って帰りましたので,きっと今日のおかずになることでしょう。
新鮮な無農薬栽培の野菜たちです。 どうぞ, 召し上がれ!
第3学期が始まって2日目,子どもたちの様子はまだ少々休み気分が抜けない子どもも見られ,そのためか時折教室・廊下から大きな声が聞こえてきます。しかし,授業中は静かに学習に取り組んでいました。
中学3年生は,昨日から実力テスト。冬休み中の学習の成果を十分発揮して欲しいものです。
さて,先日このブログで,イノシシの被害についてお知らせしましたが,集落の畑等の被害が大きくなってきたので,集落の方が学校の近くに『檻のわな』をしかけました。最初は,餌だけまき,中におびき寄せて慣れさせておいて,慣れた頃に仕掛けをセットしました。
人間とイノシシの知恵比べです。
はたして,翌日,中型のイノシシがわなに掛かって中で暴れていました。
でもよく見ると前足が1本ありません。きっと以前にも罠に掛かり,自分の前足を切って逃げたのでしょう。
これで,当分の間,学校の芝生も安心でしょうか。
イノシシは,崎原の方々の栄養となることでしょう。
管理人
1月10日(火),いよいよ第3学期の始業式の日です。
朝早くから,たくさんの荷物を持った子どもたちが,元気に登校してきます。今朝は丁度あいさつ運動の日だったので,先生方が玄関で子どもたちを迎え,あいさつを交わしていました。
『明けましておめでとうございます! 今年も元気に頑張りましょう。』
始業式では,校長先生から,“年が明けると気持ちも改まることや『一年の計は元旦にあり』ということわざを紹介して,新年の目標を具体的に立てて達成できるように生活することの大切さ”が話されました。
一年間の自分の目標を,自分の成長した姿でイメージすることが,より具体的な目標となることでしょう。
さあ,どんな自分に成長させて(変えて)いきますか?
そして,新しいお友達の紹介がありました。
神奈川県の茅ヶ崎市から転入した,5年生の芽生さんと2年生の甲斐君の兄弟です。
2人とも少々緊張気味でしたが,4月に一度体験入学をしているのですぐに打ち解けて仲良くなることでしょう。
これで阿室校は,小学生19名,中学生4名 合わせて23名の学校となりました。
みんなで仲良く楽しく過ごしていきましょうね。
管理人
今日の午後,年始恒例の“村消防出初め式”が行われました。
宇検村には,7分団があり,総勢78名が活動しているそうです。
わが校区は,“阿室分団と平田分団”によって守られています。
御存知のとおり,消防団は,自分の仕事を持ちながら,火災や災害発生時には,住民の生命・安全を守る大切な役割を果たしています。
今日は,役場から村陸上競技場までパレードを行った後,通常点検,放水訓練等が行われました。きびきびとした行動に,日頃の訓練の成果を垣間見ることでした。
悲しいことに,東北大震災では,住民の避難・誘導に当たっていた多くの団員が犠牲となりましたが,その崇高な使命は,全国各地の団員によって守られているのです。
本当に“感謝”しかありません。
私たちにできることは,決して火事を起こさないことですね。
さあ,3連休が明けたら,いよいよ第3学期の始業式です。
みんな,待っているよ
管理人
新年明けましておめでとうございます!
旧年中は,この阿室校のブログにおつきあい頂き,ありがとうございました。
今年も時間を見つけて,子どもたちのつぶやきや成長の様子などをつぶさにご紹介したいと思いますので,宜しくお願いいたします。
さて,阿室校区では,各集落毎に『拝賀式』が1月1日に行われます。
シマ(集落)の老若男女が公民館に集い,一緒に年の祝をするのです。
式次第に則り,開式のことば,国歌斉唱,年のはじめ斉唱,区長あいさつ,祝辞・・・というように式が進みます。
後半は,レクリェーションです。くじ引き大会があったり,隠し芸大会があったりと,その内容・雰囲気はシマ毎に違うのです。
おじぃもおばぁ大きな声を出して笑っています。もしかするとこれが長寿の秘訣なのかも知れません。人々の笑顔と共に暮れていく元日でした。これで,きっと今年も楽しく充実した年になることでしょう。
さて,今日は,仕事始めとともに,村の成人式がありました。
会場には着飾った成人の方々が集まっています。総勢21名の方々が今日の主役でした。大勢の参加者のもと,式が厳かに進みます。
成人の方々の紹介の後,自己紹介がありました。
それぞれが親への感謝と自分の目標を語り,生活や目標に向かって努力している様子とその気概がよく伝わって来ました。
厳しい世相の時代ですが,目標を見据えて着実に努力し,しっかり羽ばたいて欲しいものです。ふるさとは何時までも君たちを応援していますよ。
一人一人を大事にする,そして一人一人が主人公の本当に素晴らしい成人式でした。
ウン十年前の自分の成人式の時の様子をつい思い出した 管理人 でした。
でもこんなにしっかりしていたかな・・・。
管理人
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